自分でガットを張る!

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バドミントンのガットは結構短期間で切れます。私はテニスも長年やってましたが、テニスの半分くらいの期間で切れると思います。
クラブの仲間を見ていると、ガットの太さにもよりますが、週1でバドミントンしてる人なら約1年、週2でやってる人なら半年くらいで切れているようです。ハードヒッターの場合だと更に早く切れます。
予備のラケットは必須ですね。

バドミントンのガットのテンション(力)はテニスの半分以下なのに何でそんなに早く切れるのか? ガットが細いから? でもシャトルの重さはたった5g。それなら同じくらい長持ちしても良さそうなものなのに・・・不思議です。
そんなに早く切れるガット。スポーツ店にガット張りを頼むと1週間くらいかかったり、また持っていったり、引き取りに行ったりと結構面倒ですよね。お気に入りのラケットのガットが切れて、試合が間近だとあせりますし。

早く切れるガットだから早く仕上げたい。 そんなあなたは自分で張る!
さすがに電動ストリングマシーンは高いので、手動式でいいので安いのはないか?

格安ストリングマシーン(ガット張り機)

A-WIN AW M190

何と、税込み4万6000円ほどで買えるマシーンがあるのです。
A-WIN AW-M190(バドミントンラケット専用)3年保証で送料無料。6ヶ所で固定する分銅式ガット張り機では一番安いと思います。
精度はどうでしょう? 電動式の高級機でも長年使ったいると精度が落ちたりしますが、分銅式ならそんなことはないですよね。微妙な調整も自分でできますしね。
 
最初は説明書を見ながら張るので時間がかかりますが、メーカーサイトには解説ビデオもありますので、慣れてくると20分程度で張れると思います。
また、自分で張り上げるのって何か楽しくありませんか!

AW-190 張り方

A-WIN(アーウィン)は日本のブランドで、中国で製造してますがラケットやシャトル、その他バドミントングッズも揃え、ストリングマシーンは3年間無償修理してくれます。

自分でガットを張るとバドテクニックも上がります。
何といっても自分で拘ったガット張りで打つわけですから当然あなたの大切なラケットにも愛着が湧きます。
ちょっと張りが甘かったかな~とか、ちょっとキツかったかな~とか、打ちながら考えるようになりますから他人に張ってもらったものとは格段に気持ちが変わります。
当然シャトルがラケットに当たる面に眼が集中します。そうなればいつもシャトルがスイートスポットに当たるようになり、少しの力で遠くに飛ばすことができるようになるでしょう。

張るのに時間は掛かるけど、急ぎの場合はスポーツショップへ持って行くと1週間はかかるので自分で張った方が圧倒的に早い。このマシーンならコンパクトでそんなに場所もとらないし、一度買えば張り代は永久にタダ。それなら自分で買うのもありですね。
自分で何度も張り、ガット張りの知識が付けば今度はお友達にも教えてあげましょう。
ガット張りが自分でできると、きっとお友達の見る目も変わります。是非、挑戦してみてください!

ストリングマシーンをクラブで買う

でも、個人でストリングマシーンを買うのはちょっと、と感じる人でもクラブで買うなら簡単に元が取れます。学校のクラブなら部員も多いし毎日練習しているので、たいてい部室にストリングマシーンがあります。
5万円のマシーンだと
クラブ員が25人いれば一人たった2000円で買え、以降ずっとタダ! 超お得です。
スポーツ店で張ると張り代が1本約1,000円、ガット代も約1,000円。
クラブでガット200m巻(20本分)約9,000円を買っておけば、店で買うガットのだいたい半額1本450円になります。

でも、重たいマシーン(12kg:お米の10kgサイズを考えると分かりやすい)をいちいちもって帰るのって大変です。「自分で張るのは面倒」「店でちゃんと張って欲しい」「部員少ないから個人負担多すぎる」なんて意見も出そうです。

そこで、長くやってる中規模以上のクラブなら、会費の貯金でマシーンと200m巻ガットを買う!
そして、ガット張り好きな人にマシーンを預けて張ってもらう。張ってくれた人に張り代500円、ガット1本分1,000円をクラブに払う。そうすれば5万円のマシーンなら計100回で元が取れ、その後は1回500円の利益が出ます。
ただ、ラケットが万一折れても責任は持てません。でもよく考えるとスポーツ店でもそれは同じですよね。とくに大手のスポーツショップはバイトが張ってるとこ多いですしね。

*ポイントは「ガット張りとガットをセットで売る」そうしないとマシーンの元を取るのに時間がかかります。

スポーツショップに頼むと張り代とガット代で2,000円くらいしますし、スポーツショップにラケットを持って行ったり引き取りに行ったりする手間を考えるとクラブで張るのも結構便利かと思います。20人くらいいるクラブなら毎回誰かガットが切れる人がいますから重宝されると思います。

メリット

  1. 部員のガット張り代が安く付く
  2. ガット張り担当の人はスキルが身に付く
  3. ガット張り担当の自分のラケットは何度張ってもタダ。
  4. ガット張り担当は1本500円のアルバイトができる。
  5. 個別のガット微調整なんかもお願いできる
  6. 元が取れたあとはクラブの収入が増えて潤う。
  7. 社会人のクラブでマシーンを持ってると箔が付く。
    とメリットは大きいです。慣れれば1本20分位で張れるようです。時給にすれば1500円、アルバイトとすれば自宅でできるし結構いい報酬じゃないでしょうか。ストリングマシーンは、張り方の説明解説ビデオもあってリーズナブルなA-WIN AW-M190がお勧めです。 ぜひ、取り入れてみてください。

GOSEN ガットの種類と価格

バドミントンのガット(ストリング)の有名どころといえば「ゴーセン」
ゴーセンのガットの種類はさぞたくさんあると思いきや、ゴーセンのサイトを見ると何と4種類しかありません。


・G-TONE 5 定価1250円
・G-TONE 9 定価1050円
・R4X MOMONE 定価950円
・R4X TSUYOSHI 定価950円


「G-TONE」が上級者向き、「R4X」(MULTILADEシリーズ)が初級中級向きとなっています。
「R4X」は「MOMONE(ももね)」と「TSUYOSHI(つよし)」というアニメキャラが付いていて面白いですね。(私は丈夫なTSUYOSHIを使っています)
ラケットと違って、ガットの価格差はあまりないですね。
それぞれ、「耐久性」「反発力」「ソフト感」「スピン」と特徴があるようですが、音以外私にはその違いがよく分かりません(笑)

また、面白いのは、ガットの種類は4種類なのに、一番高級な「G-TONE 5」は、何と7種類も色があるのです。ほとんどのプレーヤーはナチュラルですが、こんなに種類作って売れるのでしょうか? 上級者向けの高級ガットなのにサーモンピンク !? とか・・・でも全色使ってみたいです。ブラックはなんか怖そうですね(笑) *2024年カタログより人気がないのかイエローがなくなり8種類から7種類になりました。

  1. ナチュラル
  2. サーモンピンク
  3. オレンジ
  4. ライムグリーン
  5. ブラック
  6. フラッシュイエロー
  7. ライトブルー

ガットのテンション

スポーツ店でガットを張ってもらう時に必ず聞かれるのが「テンション」ガットの強さですね。ガットの太さはあまり変わりませんが、強く張ることでよく飛ぶようになります。
じゃあ、できるだけ強く張ってもらえばいいと思いがちですが、初級者は要注意!
テンションが高いとスイートスポットが狭くなるのです。ラケット面の中心の反発力は上がりますが、周囲の面との反発力の差が大きくなりシャトルのコントロールが難しくなります。
ですので、シャトルが真ん中に当たらない初心者、初級者は一般に緩く張るのが基本です。初級者向けラケットも高いテンションには対応していません。

ちなみに、上級者向け高級ラケットは最大テンションが27(Lbs)ポンドぐらいまで対応できますが、初級者向け低価格ラケットは22(Lbs)ポンドくらいまでしか対応していません。これ以上強く張るとフレームが折れたり変形したりする危険性があるからです。
初心者は20ポンド以下で張ってもらいましょう。

テンションが緩いからといって飛ばないわけではないですよ。
クリアを遠くへ飛ばしたり、スマッシュを強く打ったりするのは、シャトルがラケットに当たる位置だったり、当たる角度だったり、振り方、タイミングなどが関係します。
これがちゃんとできていればテンションが緩くても十分飛びます。
それが証拠に、テンションが低いラケットで力の弱いクラブチームの小学生がきれいにクリアを打ちます。ハイクリアスマッシュの打ち方を参照。

基本の打ち方ができた上で、更に飛ばしたい人はテンションを上げていきましょう!

スポーツ店でのガット張り

ガットの価格はあまり変わらないのは分かりましたが、張り代はどうなのでしょう?

店で張ってもらう場合、私の知ってる限りでは1本800円~1500円します。2倍近い差がありますよね。どこもストリングマシーン(ガット張り機)で張ってるのに、何が違うのでしょう??・・・

ある有名実業団選手のガットを張っている専門店の張り方

  1. フレームのコルク汚れ等を落とし、きれいに拭き上げる。
  2. グロメット(ハトメ)の割れや傷みはすぐにガットが切れる原因になるので、張替前にグロメットの割れや傷んでる箇所を確認して交換する。
  3. ラケットメーカーのストリングパターンに合わせる。
  4. ほとんどのガットはテンションをかけた後7~10秒間伸びる性質があるので、その後に留める。
  5. ガット1本1本に適正な時間テンションをかけバラツキを抑える。
  6. ガットとフレームに傷をつけないよう慎重、丁寧に張る。
  7. 横糸張り上げ時にも随時目揃えをし、張り終えてからも納得いくまで目揃えすることにより、ゆるみが少なく、きれいなマス目を作る。
  8. ラケットを極力変形させないように張り上げる。

3.のラケットのストリングパターンに合わせるとか、4.のテンションをかけ10秒後に留めるとかは、普通の店舗では面倒なのでやってないところが多いと思います。この店では、一般の方のガット張りも上記と同じようにしているようです。

ガットを張ってもらう場合は、大型スポーツショップよりバドミントン専門店で張ってもらう方がいいように感じます。大型スポーツショップの場合ガット張りもアルバイト店員が行っていることが多く、技術レベルが低いのか、テンションに緩慢の差があることが多いです。グロメットが変形してはみ出てることもありました。

でも実際には長い間使ってるとその内緩んでくるし、そう拘らなければどこで張ってもらってもいいのかなという気もします(笑)


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